Monday, August 1, 2011

犬の砲撃と連想

人間の脳とは面白いもので、たとえほとんど関係がないものでも、以前の記憶との類似点を見つけ、思い出すことができる。とあるペットのハプニング映像を見て、自分が最初に連想したのがAC-130というアメリカの攻撃機だった。

まずは以下のGIF映像を見てほしい。



点火した花火を犬がとっさに咥え、そのまま走り出す。注目すべきは花火が左向きに発射され、人がそれを避けようとしているところだ。
これを見て自分が連想したのがAC-130。映画トランスフォーマーでその活躍が描かれている。


輸送機であるC-130に戦車の大砲を左向きにくっつけた飛行機だ。常に左に旋回しながら対地砲撃をする。

犬が咥えた花火が右向きに発射されていたらAC-130を連想しなかっただろう....という空想なのか、それとも脳の不思議な働きに感心すべきなのかよくわからないところで今回はおしまいです。

Thursday, July 21, 2011

ドイツへ ~休暇と学会~

明日よりドイツへ出張に行ってきます。

まずフランクフルトへ行き、2日間休暇を兼ねて友人を訪問する予定です。

のちに5日間に渡り学会が行われるベルリンへ。連日朝9時から夜9時までとタフなスケジュールです。ベルリンで開催されるので地元からの参加者が多いのですが、そんな中でも海外より(ドイツ視点で)の参加者が多いのも期待できます。アメリカや日本の方たちも、多数のポスターや口頭でのプレゼンを行います。中でも自分の実家より割と近い、久留米大学の先生からも口頭のプレゼンがあるそうです。いろいろと楽しみです。

長期の休暇を取るわけではないので、あまりブログのネタは期待できないかもしれませんが、帰ってきたら何か報告できるかもしれません。

Sunday, July 17, 2011

航空祭 Royal International Air Tattoo 2011

自他ともに認める航空ファンである自分が毎年楽しみにしている航空祭、RIATに今年も行ってきました!午前中は雨が降ってずぶぬれになったのですが、午後からは天気も良くなりました。10数年ぶりに軍用機の中に入れたりと、今年のRIATも最高でした。

(自分が初めて乗った軍用機は築城基地での航空祭。子供たちが並び、ヘルメットをかぶり戦闘機に乗せてもらい、自衛隊員から写真を撮ってもらって、その場で印刷してくれました。今思えばあれは三菱F-1戦闘機だったと思います。コックピットは子供時代の自分にとっても狭かった。)

Picasaにも写真を上げたので良ければどうぞ。

RIAT 2011

ウクライナ空軍のSu-27です。 RIATで東側の戦闘機をみられる珍しいチャンスです。後ろにはIL-76輸送機も見えます。皆こぞって写真を撮っていました。
 あの・・・塗装剥げてません?いや、勘違いだったらいいのですけど…

 MC-130P コンバット・シャドウ。C-130輸送機を改造した、小規模の特殊部隊を前線に運ぶ機体です。大きなレーダーを駆使した地形追従機能で敵から見つかりにくくします。並べばコックピットに入れるというので並びました。2時間も雨に打たれ並ぶのは、自分のような若者には良いでしょうが、子連れやお年寄り、障害者にはきついのではなかろうかと思います。同系列のコンバット・タロンなどもありましたが、中に入れるのはこれのみでした。この機体は古い(40年程度)ので、おそらく機密性などのせいでしょう。

格納庫の中。 特殊部隊の兵士が座る席などがあります。パイプなどの内装はむき出し、窓もほとんどありません。

格納庫内のオペレーター席。席は後ろ向き、左手に小さな窓があります。
念願のコックピットだー!古い機体なのでグラスコックピットではありません。燃料などのスイッチは上部。MC-130PはKC-10などから空中給油を受けられます。数分でキャパの半分を給油できるそうです。また、MC-130Pは主翼下部のプローブでヘリコプターに給油することもできます。説明をしてくれたのは東洋系の若いお兄さんのフライトナビゲーターでした。格納庫で活躍するロードマスターは若い女性で、機長のみが比較的年配と、想像より違いました。最近まで実際の戦場にいたそうです。コックピット内に席は5程度、割と広い。(前2:パイロット、コパイロット;前2席の後部:フライトエンジニア;コックピット右方:フライトナビゲーター、その他席が1・2程度) 格納庫内の定員はロードマスターとオペレーターの2名です(ペイロードである特殊部隊の兵士は除く)。
ちなみに自分はラダーに足が届きませんでした。なんてアメリカン。


 CH-47 チヌーク輸送ヘリ。図体の割には敏捷です。

 英軍のAH-64戦闘ヘリ。メインローター上のレーダーが印象的です。宙返りができるヘリコプターはそうありません。
 仏ダッソー・ラファール。仏がユーロファイタープロジェクトから脱退し、独自開発した艦載機です。
被写体が小さい、というかいい加減デジイチが欲しい・・・

 通常フライトデモンストレーションでは敏捷性を損なわないために武装なしで、燃料も最低限しか搭載しないのですが、今回初めて完全武装したEF-2000ユーロファイターがフライトデモを行いました。完全武装でも非常に軽快な飛行を見せてくれました。
英アクロ隊、レッドアローズ。いつもながら完璧なパフォーマンスでした。
 Beechcraft AT-6。なんでしょうか、これは。コックピット下に「実験機」と書いてあります。プロペラ機のくせにモダンな武装、他の戦闘機や攻撃機からパーツを持ってきてます。これでフライバイワイヤなら笑うしかありません。なんて変態前衛的な。
 帝国兵が治安を守っていました。
 離陸前のアブロ・バルカン (Avro Vulcan XH558機)。フォークランド戦争から残る数少ない機体です。
 伊アクロチーム、フレッチェ・トリコローリ。レッドアローズに引けを取らないパフォーマンスです。
 前半の編隊飛行が終わり、後半へ。フレッチェ・トリコローリのユニークな点は5、4、そしてソロ機による、絶えず目の前に機体がある、観客を飽きさせないパフォーマンスです。
 バトル・オブ・ブリテン メモリアルフライト。ランカスター爆撃機とスピットファイヤ戦闘機。ハリケーン戦闘機が足りないのは気のせいではないはず。事情があったのでしょうか。大戦時代からのこる貴重な機体です。
 一方滑走路の向こう側では、レッドアローズとフレッチェ・トリコローリの機体が対峙するという面白い構図が。
 ランカスターの着陸。
 すぐ目の前です。すごい迫力。
民間のBreitlingによるアクロ飛行。プロペラチームとジェットチームの2段構えです。プロペラ機の上には女性が乗り手を振っています。一昔前のエアーサーカスを彷彿とさせます。惜しくも電車の時間が迫っていたので帰らねばなりませんでした。
帰路中の汽車の窓より。イギリスの汽車の旅ではこのような風景が続きます。きれいなんですけど、代わり映えがしないので1分で飽きます。

過去のミクシィ日記

ミクシィに表示される日記を自分の様に外部ブログを利用していると、以前書いていたミクシィ日記に簡単にアクセスできなくなるので以前のミクシィ日記をGoogle Docsにコピペし、以下のリンクにまとめました。ほとんど価値のない記事ばかりですが、貧乏性なのか勿体無く感じてしまいました。












祝 ネット開通 2008年10月07日06:35

Thursday, June 23, 2011

貴方の大腸菌もベジタリアンに

大腸菌の培養液を作る際に必要なトリプトン。普通の栄養の粉ですな。減ってきたので注文すべく、値段の調査に。なんと最近は植物由来のトリプトンがあるそうな。

恐らく他に理由があるのだろうけど、まさか動物愛護の視点からわざわざ植物由来のトリプトンを作ったのだろうか!

動物愛護には可能な限り賛成するが、あまり度が過ぎると実験なんて、どれも出来ないのではなかろうか。動物のためにベジタリアンになった科学者の中には心を痛めてる人もいるんじゃないかと、ふと思った次第です

読んでくださってありがとうございます。ご無沙汰してました。忙しいのはいつものことですが、正直ネタもないのでサボってました。つまらない文章ですが、ぼちぼち続けられたらと思います。

Saturday, February 12, 2011

思い出し笑い - おやじの名(迷)言

親父曰く、公害対策には電気自動車が有効だと。しかし充電には時間がかかる。ならば5W位の小型エンジンで常に発電し、それで電気をまかない、タイヤそれぞれにモーターを一個づつ付けた4輪独立駆動にすればよかろうと。

親父・・・・仕事率100%の機械とはそもそも物理的に存在し得ない。仮に仕事率99%のエンジンで発電したところで、モーターより得られる最大駆動力は5W以下だ。そんな力じゃバイクすら動かん。ならば運転する前に一晩かけてエンジンで充電しておくのか?ならば普通にコンセントから充電したほうが良くないのか?つまり普通の電気自動車かプラグインハイブリッドが最強でおkということなのか?謎は深まるばかり・・・

Saturday, January 15, 2011

2010年 注目の出来事

今更ですが、明けましておめでとうございます。去年は自分にとって色々と為になることが多くありました。ドイツへの研修、2度の発表会や、大型放射光施設シンクロトロンへ初めて行ったりしました。それらの経験を無駄にしないためにも、今年は研究期間の満期一杯まで頑張ろうと思います。さて、2010年も色んなことがありましたが、中でも注目の出来事があったので、それについて書こうかと思います。個人的にはとても重要な事だったと思います。

一般向けの科学に関する本を多く書いている、サイモン・シン(Simon Singh)という人がいます。彼はサマセット州ウェリントン・スクールを卒業しました。(自分の先輩という事になります)後に、量子物理学の研究で博士号をとった後に、ジャーナリストに転身し、数々のベストセラー本を書きます。自分が読んだものでは、

フェルマーの最終定理(Fermat's last theorem)
比較的シンプルに見える数学的問題が400年近くの年月をかけ、数々の数学者たちの挑戦の結果、証明に至る。

暗号解読(The code book)
暗号の歴史、そして進歩。第二次大戦で猛威をふるった独軍のエニグマや、暗号の未来を担う「量子コンピューティング」など。

代替医療のトリック(Trick or Treated)
今まで科学的な方法で検証されることのなかった代替医療。それらは効くのか、それともまやかしなのか。

などがあります。

代替医療を科学的な視点から検証する「代替医療のトリック」 が出版された2010年 --- そのしばらく後に彼は英ガーディアン紙に脊柱指圧療法(カイロプラクティック)を批判する内容の記事を書きます。カイロプラクティックには二通りあり、一つは純粋に整骨を目的とするもの、もう一つは指圧療法にて喘息やその他、骨とは関係ない病気をも治せると主張している代替医療の一種です。サイモン・シンが批判したのは後者の方です。

これに対し、代替医療派であるBCA(British Chiropractic Association 英国脊柱指圧協会?)はサイモン・シンを相手取り、訴訟します。BCAの狡猾な所は、起訴した相手が記事を載せたガーディアン紙ではなく、サイモン・シン個人である所です。裁判になれば個人よりもBCAの様な団体の方が多くの資金があるので、有利なのは明らかです。

僕はこれに憤慨しました。公平な視点から、ある事柄を批判するのは、科学が本来あるべき姿です。それらの批判が気に食わない、そして相手を起訴し勝てる見込みがあるというだけで、裁判を起こしていては、言論の自由に関わる問題だと思います。たしかにBCAが起訴をする、というのも言論の自由に含まれる権利かも知れませんが、しかしこれではフリーランスのジャーナリストが書きたいことも書けないことになります。実際、その点では現在の英国では法律の不備があると思います。

団体に対し、個人で裁判をすることになったサイモン・シンは苦戦しますが、同時期にSense about Science(科学に対する認識)というサイトを立ち上げ、結果として一般の科学的な考えに対する理解と認識が広まりました。これらの一連の出来事はネイチャーのポッドキャストの増刊号にてのインタビューが詳しいです。

結果はサイモン・シンが当初不利だったにも関わらず、裁判に勝ちました。正義が報われた瞬間です。裁判には勝ちましたが、サイモン・シンは多くの時間と資金を失いました。このようなことは、そもそも行われるべきではないのです。サイモン・シンの裁判の行方は、科学に関する人たちだけではなく、一般の間でも注目されており、サイモンの勝利は新聞に掲載されました。

僕が大学の研究所を歩いていると、そのサイモンの勝訴を報じる新聞記事の切り抜きが、廊下に貼られていました。僕以外にも大学で、サイモンの裁判を見守っている人が居たことや、またサイモンの様な人が先輩であり、インスピレーションを受けられることを嬉しく思いました。