Thursday, September 14, 2017

自転車が邪魔なのか?

道路交通法による自転車の走行位置 – 原則車道の左側 – が広く告知されるようになり、車道を走る自転車が目立つようになりました。するとそれに応じるかのように、「自転車が邪魔」という自動車側の意見も広く見受けられるようになったと感じます。私はそのような考えに対し違和感を感じます。私は「法律によれば」などという論を述べるつもりはありません。法律とは人間によって作られ、また変えることもできる物ですから、所謂「そもそも論」は適用すべきでないと思います。

私はなぜ自動車側の意見に違和感を感じるのか。それは「なぜ自動車中心の考えが基本となっているのか」が理解できないからです。自動車に乗れば、何らかの主導権を得られると考えているからでしょうか?自転車に乗った瞬間、何かしらの形で権利が損なわれるというのでしょうか?

地点AからBに移動する場合において、たまたま選んだ交通手段により、邪魔と認識される必要は無いと感じます。よりストレートに言えば、限られた道路幅の中で 1 kmあたり118グラムの二酸化炭素を垂れ流しながら1.7メートル以上もの幅を所有する自動車が「邪魔」と認識されるべきでは無いでしょうか。

嫌味はさておき、つまり何が言いたいかと言うと、自転車に乗っている人も、自動車に乗っているあなたと同じく人間だよ、ということです。