Sunday, July 17, 2011

航空祭 Royal International Air Tattoo 2011

自他ともに認める航空ファンである自分が毎年楽しみにしている航空祭、RIATに今年も行ってきました!午前中は雨が降ってずぶぬれになったのですが、午後からは天気も良くなりました。10数年ぶりに軍用機の中に入れたりと、今年のRIATも最高でした。

(自分が初めて乗った軍用機は築城基地での航空祭。子供たちが並び、ヘルメットをかぶり戦闘機に乗せてもらい、自衛隊員から写真を撮ってもらって、その場で印刷してくれました。今思えばあれは三菱F-1戦闘機だったと思います。コックピットは子供時代の自分にとっても狭かった。)

Picasaにも写真を上げたので良ければどうぞ。

RIAT 2011

ウクライナ空軍のSu-27です。 RIATで東側の戦闘機をみられる珍しいチャンスです。後ろにはIL-76輸送機も見えます。皆こぞって写真を撮っていました。
 あの・・・塗装剥げてません?いや、勘違いだったらいいのですけど…

 MC-130P コンバット・シャドウ。C-130輸送機を改造した、小規模の特殊部隊を前線に運ぶ機体です。大きなレーダーを駆使した地形追従機能で敵から見つかりにくくします。並べばコックピットに入れるというので並びました。2時間も雨に打たれ並ぶのは、自分のような若者には良いでしょうが、子連れやお年寄り、障害者にはきついのではなかろうかと思います。同系列のコンバット・タロンなどもありましたが、中に入れるのはこれのみでした。この機体は古い(40年程度)ので、おそらく機密性などのせいでしょう。

格納庫の中。 特殊部隊の兵士が座る席などがあります。パイプなどの内装はむき出し、窓もほとんどありません。

格納庫内のオペレーター席。席は後ろ向き、左手に小さな窓があります。
念願のコックピットだー!古い機体なのでグラスコックピットではありません。燃料などのスイッチは上部。MC-130PはKC-10などから空中給油を受けられます。数分でキャパの半分を給油できるそうです。また、MC-130Pは主翼下部のプローブでヘリコプターに給油することもできます。説明をしてくれたのは東洋系の若いお兄さんのフライトナビゲーターでした。格納庫で活躍するロードマスターは若い女性で、機長のみが比較的年配と、想像より違いました。最近まで実際の戦場にいたそうです。コックピット内に席は5程度、割と広い。(前2:パイロット、コパイロット;前2席の後部:フライトエンジニア;コックピット右方:フライトナビゲーター、その他席が1・2程度) 格納庫内の定員はロードマスターとオペレーターの2名です(ペイロードである特殊部隊の兵士は除く)。
ちなみに自分はラダーに足が届きませんでした。なんてアメリカン。


 CH-47 チヌーク輸送ヘリ。図体の割には敏捷です。

 英軍のAH-64戦闘ヘリ。メインローター上のレーダーが印象的です。宙返りができるヘリコプターはそうありません。
 仏ダッソー・ラファール。仏がユーロファイタープロジェクトから脱退し、独自開発した艦載機です。
被写体が小さい、というかいい加減デジイチが欲しい・・・

 通常フライトデモンストレーションでは敏捷性を損なわないために武装なしで、燃料も最低限しか搭載しないのですが、今回初めて完全武装したEF-2000ユーロファイターがフライトデモを行いました。完全武装でも非常に軽快な飛行を見せてくれました。
英アクロ隊、レッドアローズ。いつもながら完璧なパフォーマンスでした。
 Beechcraft AT-6。なんでしょうか、これは。コックピット下に「実験機」と書いてあります。プロペラ機のくせにモダンな武装、他の戦闘機や攻撃機からパーツを持ってきてます。これでフライバイワイヤなら笑うしかありません。なんて変態前衛的な。
 帝国兵が治安を守っていました。
 離陸前のアブロ・バルカン (Avro Vulcan XH558機)。フォークランド戦争から残る数少ない機体です。
 伊アクロチーム、フレッチェ・トリコローリ。レッドアローズに引けを取らないパフォーマンスです。
 前半の編隊飛行が終わり、後半へ。フレッチェ・トリコローリのユニークな点は5、4、そしてソロ機による、絶えず目の前に機体がある、観客を飽きさせないパフォーマンスです。
 バトル・オブ・ブリテン メモリアルフライト。ランカスター爆撃機とスピットファイヤ戦闘機。ハリケーン戦闘機が足りないのは気のせいではないはず。事情があったのでしょうか。大戦時代からのこる貴重な機体です。
 一方滑走路の向こう側では、レッドアローズとフレッチェ・トリコローリの機体が対峙するという面白い構図が。
 ランカスターの着陸。
 すぐ目の前です。すごい迫力。
民間のBreitlingによるアクロ飛行。プロペラチームとジェットチームの2段構えです。プロペラ機の上には女性が乗り手を振っています。一昔前のエアーサーカスを彷彿とさせます。惜しくも電車の時間が迫っていたので帰らねばなりませんでした。
帰路中の汽車の窓より。イギリスの汽車の旅ではこのような風景が続きます。きれいなんですけど、代わり映えがしないので1分で飽きます。

No comments:

Post a Comment