カールスルーエでの宿 は大学の宿舎。他の大学からの訪問者向けの施設である。ついたときは部屋の広さに感動したもんだ。ロンドンの狭苦しい部屋に比べると月とスッポン。浴室、トイレ付きでキッチンは共用。月500ユーロとは高いが自分が払っているわけではないので別に気にしない。
しかし!何かと変な所だ、ここは。土曜の朝に起きがてらテレビを見ようとリモコンを操作するも無反応。
「テレビ、沈黙しています!!!」
と脳内でオペレーター が叫ぶとともに嫌な予感が頭をよぎる。案の錠電気が通じていなかった。廊下の電気もつかないので自分の部屋だけではなさそうだ。そこで更に深刻な事態に気がつく。
「コーヒーメーカーが................動かない!!!」
戦慄が走るっ!重度のカフェイン中毒の自分にとってこれは生き地獄を意味する。かれこれするうちに昼 の1時に電力が復活。自分以外パニクってる人がいないとは、もしやこれは恒例なのか?それともい つの間にかドイツでは土曜に停電し節約するのがデフォになったのか?
短い観光より帰宅しコンピュータをつけるとインターネットがつながらない。昼は動いていたのに。元にこの文章はオフラインでワープロに書いているものだ。
「何の罰ゲームですかっ、これはっ!健全な大学院生である僕は週末に
なぞと言ってみても状況が変わる訳もなく。去年の大家の件といい、どうやら僕は新住居でのインターネットに恵まれない星の下に生まれたらしい。
週末に
ネットができぬ
もどかしさ
泣けど叫べど
時はすぎさる
20.2.10 ソースケ