Sunday, February 21, 2010

宿舎

カールスルーエでの宿 は大学の宿舎。他の大学からの訪問者向けの施設である。ついたときは部屋の広さに感動したもんだ。ロンドンの狭苦しい部屋に比べると月とスッポン。浴室、トイレ付きでキッチンは共用。月500ユーロとは高いが自分が払っているわけではないので別に気にしない。

しかし!何かと変な所だ、ここは。土曜の朝に起きがてらテレビを見ようとリモコンを操作するも無反応。

「テレビ、沈黙しています!!!」
と脳内でオペレーター が叫ぶとともに嫌な予感が頭をよぎる。案の錠電気が通じていなかった。廊下の電気もつかないので自分の部屋だけではなさそうだ。そこで更に深刻な事態に気がつく。
「コーヒーメーカーが................動かない!!!
戦慄が走るっ!重度のカフェイン中毒の自分にとってこれは生き地獄を意味する。かれこれするうちに昼 の1時に電力が復活。自分以外パニクってる人がいないとは、もしやこれは恒例なのか?それともい つの間にかドイツでは土曜に停電し節約するのがデフォになったのか?

短い観光より帰宅しコンピュータをつけるとインターネットがつながらない。昼は動いていたのに。元にこの文章はオフラインでワープロに書いているものだ。


「何の罰ゲームですかっ、これはっ!健全な大学院生である僕は週末に動画ニュースを嗜むことになっているんです!」

なぞと言ってみても状況が変わる訳もなく。去年の大家の件といい、どうやら僕は新住居でのインターネットに恵まれない星の下に生まれたらしい。


週末に

ネットができぬ

もどかしさ

泣けど叫べど

時はすぎさる


20.2.10 ソースケ


Saturday, February 20, 2010

マイ・マシン

前に大家へ古PCへLinuxをインストールしてプレゼントしたという日記を書いたことがある。まだ使える物が無駄に埋立地の肥やしになるのがいやなので、捨てられる寸前だったものを再利用できる状態まで持っていき、実際に役に立てたのは一定の成功だと思っている。(何に使われたのかはこの際問わない)

自分は普通、職場と自宅でデスクトップを1台づつ使っているのでモバイル機器を基本的に持っていない。年末の休みに日本に居た時点では今回のドイツ行きの予算が通っていたかは分かっておらず、持っていくための新しいノート型パソコンの購入を躊躇していた。そこで押入れから引っ張り出してきたのが自分が生徒時代に使っていた東芝のノート型、DynaBook Satellite 4360。発売日は2000年6月20日、搭載OSはウィンドウズ98、メモリーを基本64MBから320MBまで増設してあるPentiumIII 700MHzなマシンだ。これならもし予算取得の件がどっちに転んでも対応できる、と当時の自分は確信した。

ウィンドウズ98はサポート終了しており、もはや大抵のアンチウィルスソフトが対応していないだろう、ということから軽量Linuxの「Xubuntu」の最新版をインストール。インストール時の挙動は多少変だったが、なんとか無事終了。
しかし手持ちのワイヤレスLANカード「GW-NS11X」が自動認識しないので何処からかLinux用のドライバを引っ張ってくる必要があった。よもやこんな古いマシンを現役でつかっていう人なぞ居まいが、自身が今後再セットアップするかも知れない時のために以下にメモを。

  1. カードを刺した状態でコマンド ”lspci”
  2. 以下でカードで仕様されているチップの型番を確認。
    Ethernet controller: Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL8180L 802.11b MAC (rev 20)
  3. RTL8180チップ用のドライバを Realtek社からダウンロード
  4. Linux用のドライバが今一使い方が分からなかったので、ウィンドウズ用のドライバをリナックス上で動かせるndiswrapperをXubuntuの「アプリケーションの追加と削除」からインストール。標準でリポジトリに登録されている。
  5. ドライバがダウンロードされている場所にてコマンド(参考1 参考2
  6. 以後ワイヤレスカードが認識される。ネットワークの設定はツールバーに現れるアイコンから。

以上で古ノート型パソコン+ワイヤレスカードで戦える(?)マシンの出来上がり。1週間ほど使い込んだ感想はというと…
マジでヤバい、使いモンになんねー、何このガラクタ」とおそらく最近流行りのネットブック以下の体感速度death。しかもメモリーが320MBしかないので1MB超のドキュメントファイル間のコピペで10秒ほどかかる始末。発狂しちまいそうです。

いつしかネットブックを買う機会があればPentiumIII 700MHzとAtom 約1GHzはどちらが早いのかベンチをとってみたいと思います。

備考
  • 転送速度が遅く受信感度も低い。これがウィンドウズ用ドライバ+ndiswrapperに起因するのかは不明。
  • 日本語版Xubuntuの標準ディレクトリはご親切に日本語になっている。何ですか、この当てつけは。次回からは英語版をイン ストールした後に日本語に対応させた方が吉。(参 考

Pine Trailこと新型Atom+ION2プラットフォームに期待していたクチですが、どうやら新型Atomがメモコン内臓しているせいか、GPUの接続はサウスとPCIe-x1となる模様。引用した記事によればいろいろな黒魔術的な技術でハンデを回避しようとしているそうですが、個人的にはもう死亡フラグです。かくなる上はAMDの5xxx系チップのノート用が登場するのを期待するしかなさそうですね。

カールスルーエ

今月の15日から研修のためにドイツのカールスルーエにきています。とあるテクニックを学ぶため、コラボレータの研究所にお世話になり、6週間滞在する予定です。

到着した当初にはたくさん積もっていた雪も暖かくなるにつれ溶けてきましたが、概ねイギリスより数度ほど寒い模様です。

今日は現地で最初の週末なのではりきって観光に行くつもりだったの
ですが、天気はあいにく雨。起きるのも遅かったので、宿舎近くにある城の写真をとった後に自然史博物館へ行くにとどまりました。

18世紀に貴族の城の城下町として一から設計されたという歴史をもつカールスルーエは街並みが非常に整っています。中世より改築や増築を繰り替えした結果ゴテゴテになってしまいがちなヨーロッパの都市の中ではユニークだと感じます。城を中心に放射状に道がのびており、街の至る所から城を直接望むことができます。ドイツでも近年は移民が増えていますがイギリスのそれとは程遠く、街中すれちがう人ほぼ全員が白人です。カールスルーエは割と大きな街ですので、その人口がほぼ単一の民族という点はイギリスの感覚からすれば少し変な感じがします。カーディフはロンドンに比べればイギリス人の割合が多いと思いますが、カールスルー
エの場合はさらにその傾向が強い様です。

ちなみにいくつかの都市とその
人口をウィキベディアより引用すると、

ロンドン:7,556,900
福岡:1,450,149
カーディフ:324,800
カールスルーエ: 288,917
となります。

カールスルーエはドイツ南西、フランス国境近くにあり、気候は穏やかなはずですが、来る季節が悪すぎました。当分寒い日々が続きそうですが実験を頑張ります。


頭の体操 オイッチニ、オイッチニ

柔軟な発想が必要な謎解きです。最初から進めて、油田3階で詰まっています。まったくどこなんだろう、「ばなあのみぎ」って?

毒ガストンネル

他に自分が以前挑戦したものの解けず、今探しても見つからないものもあります。見つかれば後ほど追加する予定で す。

Friday, February 19, 2010

再、再スタート

今更ですが、ブログをこちらに移転します。mixiのような限られた範囲へ公開するのではモチベーションが上がらず定期的に書きつづけることが無理なこと、また言語を限定せずに読者を広く集めることがこの移転のきっかけです。

内容は特に限定しません。勝手な話ですが自分が好きに記事を書き、それらを面白いと思った人たちに読んでもらえるようなスタンスでいこうと思います。

2つの国での滞在歴が次の誕生日で半々になる自分ですが、ここにて定期的に書くことで中途半端な二国語のスキルを維持することが目的でもあります。

re-re-Start

This shall be my several-th attempt to maintain a blog in a sustainable manner. I analyse my previous failure to do so as due to being excessively conscience about the target audience. It's impossible to write to please everyone, and my new approach is to write about whatever comes to my mind - may it be a lame joke, an useful PC-tip, or just a collection of notes for my personal use.

The choice of language shall also be flexible. That way I may maximise the number of the audience.

Collectively, my new blog should reflect myself more accurately, and provide an opportunity to write regularly. I am a non-native English speaker, so any criticism on grammar mistakes or on anything else is very much appreciated.