Thursday, September 23, 2010

「急遽埋めてくれ!」 → そんなムチャな! → 結果は?

昨日から今日にかけて"Plastid Preview 2010"という小規模のカンファレンスへ行ってきました。毎年ホストの大学が変わり、Plastid(色素体)に関係する研究をしているグループが集まり発表会をするのです。今年のホストはインペリアルなので同じ地元です。このカンファレンスの趣向とは成長過程の博士課程の学生や、キャリアを始めたばかりのポスドクに発表・交流の機会を与えるというもので、今年は100人ほど参加しました。ひょんな事で自分も口頭の発表をすることになったのですが・・・

「プレゼンをしないかね」とスーパバイザーから聞かれたのが2週間前でした。自分は臆病なのですが、経験は積まねば積もらないもんだ、と思い「是非やりますっ!」と答えておきましたが、オーガナイザーより「定員いっぱいなのでやっぱいいわ」と連絡があったのがその週の金曜。しかし!つまらない時間ををもてあました週末を終え大学に赴いた月曜日 - 「発表スロットに空きが出たので急遽埋めてくれ!」との連絡がオーガナイザーより。

とりあえずプレゼンを取り繕いましたよ、ええ。最初からプレゼンをする、 と決まっていたのなら週末を有効に過ごせたのにー、今更プレゼンを用意しろと言ったって今週の実験のスケジュールはもう決めてあるのにー、などと不満はありましたが、なんとか自分が納得できるもができました。

今週の初め、一緒にプレゼンをする同僚たちとの練習会に参加した際、監督していた教授は「全員非常に良い」と評価してくれましたが、カンファレンスの結果がほぼその教授の言葉通りになろうとは。

結果は5つある賞の中、ポスドク部門、博士課程部門の1位と2つあるRunner-up(2・3位タイ)の中1つの計3つをクイーン・メアリーがかっさらって行きました。(クイーン・メアリーからの発表は4人でした)自分は大げさな表現は好きではありませんが、これは快挙ですね。嬉しいです。ケンブリッジやインペリ、UCLやマンチェも参加したミーティングの中で、これは好印象を与えたことでしょう。実際、ミーティングの合間にウチの教授の元へ「お宅へ行きたいです」と冗談なのか本気なのかわからないコメントをしに来た学生もいたそうです。

クイーン・メアリーは決して大きな規模の大学ではありません。予算や設備、教官と学生の割合も決して優れているわけではないので研究に携わる教官や博士課程は苦戦を強いられますが、なんとか一騎当千の活躍を見せようと皆思っており、自分もまたそうです。プレゼンでそれが認められたのは嬉しいですね。

自分のプレゼンです。是非見てください!感想や質問、建設的な批判などを首を長くして待っています。

20100923_talk

自分の結果?そんなもの知りたければ下をハイライトしてみてください。
結局自分はRunner-up(2・3タイ)賞でした。自分のプレゼンがもっと早くに確定していればもっと効果的に準備できたのに、というのがいい訳です(笑)。景品は、カンファレンスのスポンサーInvitrogen/Life Technologiesより進呈された£25分の図書券でした。Invitrogen、アイラヴユー。次回実験用のキットを仕入れるときに値引いてくれれば、なお好きですが。

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